求められるものがない

ひとは、生まれてからずっと、どこか今が十分でない、落ち着きの無い感覚

を埋める為に、ずっと、何かを求めて生きている。

でも、次の瞬間には、永遠の満足を与えるものは、決して存在しない。

次の瞬間には、求めているものは、もともとないから。

もともと、求めているもののなかに、満足は存在しないから。

世界中が求めていることは、起きていることと、自分との距離がきえること。

ただ、不満足をうむ原因の、起きていることと、求めている存在の距離は、埋まることはない。

それは、求める存在と、求めるものが、常にはなれている現実でしかないから。

しかし、本当は、「距離」は、はじめからどこにもない。

なぜなら、世界と離れていると感じる存在にしか、距離は存在しないから。

個人という、起きていることとの距離を生む幻想が、消えたとき、

すでに、常にあり続けている、オープンで、輝いている、現実が現れるだろう。

そして、すでにつねに満たされたすべてだけがありつづけている。

love from love

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